GOURMET

Graphical Open User interface foR Multi-scale analysis EnvironmenT

GOURMETはシミュレーションプログラムの共通基盤である。
GOURMETは、シミュレーションプログラムに共通のグラフィカルユーザインタフェースを提供し、
入力データの作成、出力データの可視化・解析を行う。
また、異なるシミュレーションプログラムの間で情報のやり取りを行わせる。
ユーザはこれらの機能をカスタマイズしたり、拡張することができる。
新しいシミュレーションプログラムは、入出力をあるテキスト形式のファイルで書くことによりGOURMETに載せることができる。

機能

  • - UDFファイルのEditor/Browser/Designer
  • - UDFオブジェクトの3D描画
  • - 解析のためのgnuplotインターフェース
  • - UDFオブジェクトのためのpythonスクリプトやaction機能
  • - 単位系の変換
  • - 外部データフォーマットのための変換フィルタ
  • - molfile/PDBファイルからの分子ビルダ

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GOURMETの拡張

OCTA8.4以降のGOURMETでは、OCTAのシミュレーションファイルのデータI/O高速化・高速描画を行い、
大規模データに対応するプラットフォーム機能を強化した。
また、界面描画・解析機能を実装した。
これにより、高分子複合材料のシミュレーション結果をより簡易に活用することができる。

機能

  • - シミュレーションファイル(UDF)の高速読み書き機能
    レコード分割バイナリUDFに対応
  • - シミュレーション結果の高速可視化・描画機能
    1000万粒子、1億メッシュ相当の大規模シミュレーションで利用可能
    間引き描画、描画範囲設定、描画オブジェクトなど
  • - 複合材料の界面描画・解析機能
    各ドメインの色分け、表面積、領域体積、領域重心座標の取得
  • - 界面の曲率算出・表示
    Gauss曲率、平均曲率の算出